見通しをもって粘り強く取り組むためには,次に何をしたらよいのか,その次に何をしたらよいのか,そういった問題解決の手順を体感として分かっていることが大事だと考えます.
そのためには,繰り返し繰り返し,問題解決を行うだけではなく,その手順も意識しながら行うことが大事だと考えます.
問題解決の方法は一様ではありません.それでも手順を意識して繰り返すためには,共通の手順をベースにする必要がありますし,できるだけシンプルであることが重要であると思います.それがシンキング・サイクルです.
私たちは,繰り返し手順を意識しながら問題解決に取り組むために,手順のシールを作りました.例えば,「課題の設定」のシールをノートに貼って課題を書き,「情報の収集」のシールを貼って収集した結果を書き込みます.
シールを貼るという行動を通して,手順を繰り返し学んでいくのです.子供はシールが好きですし,そういった効果も狙えます.
写真のようなシールを一人ずつ持ちます.そして,必要な時にノートに貼りながら,問題解決を行っていきます.シールがなくなればたくさんの問題解決をした事にもなります.目標になりますね.